重症心身障害児と一口に言っても、その原因疾患や合併疾患には多岐にわたるバリエーションがあり、患者さん一人一人の正確な病状の把握が必要となります。高度な専門性が求められる領域であり、適切なタイミングで病院の担当医の先生と連携をとることで、より良い在宅療養を送れるようにサポートしていきます。
急性期の治療に関しては病院で行うことが必須であり、当院介入後も病院への受診は継続していただくことが殆どです。ただ、そんな中でも突然起こる発熱などに対し、まずは当院で往診・診察を行って、自宅で加療できる場合にはできる限り加療する。そのような取り組みを行うことで、必要最低限の入院期間にすることができ、それこそが重症心身障害児に対して訪問診療を行うことのメリットだと考えています。